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何をおっしゃいますやら、映画「男たちの大和」での映像は今のところ一番精巧に再現された戦艦大和です。
何しろ、実物大の船体前半部分と一番主砲塔、二番主砲塔、一番副砲塔ならびに実物の1/10スケールの戦艦大和という大型モデルを使った超大掛かりなものでしたから。
当時の日本人の技術の粋を結集して造られた大和級戦艦。
当時のアメリカ海軍の戦艦と日本の大和級戦艦が戦艦同士で撃ち合いをして戦っていたらという話の際に必ずといっていいくらい出て来るのがレーダーのことです。
当時のアメリカ軍は既にレーダーによる照準で射撃を行っていたのでレーダーの分野でアメリカより遅れていた日本の大和はアメリカの戦艦に命中弾を与えることが出来ないためアメリカの戦艦から多数の命中弾を浴び続け負けるという話なのですが、確かに当時の日本製レーダーはアメリカのものより信頼性が低かったのは事実、しかし多数の種類のレーダーが造られており、レーダー射撃用としても使える二号二型電探など中には信頼性良好なものもありました。
大和級戦艦はこれを搭載しており実際に使用していましたから一方的にやられるということはなかったろうと考えられます。
アメリカの戦艦は主砲弾が小さいぶんたくさん撃てるでしょうが、大和級戦艦の主砲弾は大きいためアメリカ側は一発でも命中弾を喰らえばその一発が命取りになりかねないものでした。
16インチ対18インチですから、しかも大和級戦艦は対18インチ砲弾用装甲を施していましたから。
二号二型電探の写真と装備位置を示した模型の写真を貼りますね。