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最も重要なソースコードの提供を受けないままで日本がなぜ単独でF-2戦闘機の開発を続けることが出来たのかというと以前日本単独で準国産高等練習機を改造して作ったT-2CCVによる研究というか下積みの真面目な研究経験を積んでいたため他の国々のように開発頓挫させられることがなかったのでした。
しかしアメリカ側にとってはこの結果であっても収穫有りと見なしているはずです。
なぜならF-2開発の成果はいただけるのと日本がこれだけの技術的実力を持ったただ者ではない国だということが事実確認出来たからです。
ちなみに日本のF-2開発成果からアメリカが得た技術はアメリカ最新のステルス戦闘機F-22ラプターにも各所に活かされいます。
アメリカもちゃっかりセコいです。
ここに書いた名前の通り日本側はフルに国産で作る予定でしたが例によって自分の国のライバルになりそうな航空機関連企業が成長することを極端に嫌うアメリカによって妨害攻勢が盛んに行われグダグダした末にアメリカ側は日本によるフル国産開発を許さずアメリカとの共同開発をしろと押し付けて来ました。
そして開発から20年以上経過した古いといえる設計の自国の戦闘機F-16を元に日本側の新技術を導入して作れという誠にアメリカ側の自分勝手な要求をのんだ共同開発ということにされてしまいました。
アメリカ側は新しい技術なんて一つも出さない名前だけの共同開発でした。
元にしろと要求したF-16のソースコード(基本的な飛行特性データ)すら提供を拒否した(ソースコードがないと開発が出来なくなり開発中止になるだろうと予測し開発頓挫を狙ったたくらみでした。他の国の場合はその目論みがうまくいっていた。)くせにF-2が完成した末にはその技術的成果は漏れなくアメリカがもらえるという一方的な不平等条約みたいな名目だけの共同開発でした。
自衛隊で現在使用中のF-2戦闘機はそのようにして開発されました。
他の国々に対し繰り返し行ってきたわざとらしく行う開発妨害工作は日本には通用しなかったようです。