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戦後日本が地道にコツコツと独自に研究開発して新たに盛り込まれたものは波消し装置とスプレーストリップ飛沫抑制装置そしてBLCと呼ばれる動力式境界層制御装置です。
これらを持つことにより時速90km/hという低速で飛行しても失速を起こさない飛行特性(この良好な飛行特性はあの有名な零戦をも上回るものです)と285mという短距離での離水と330mという短距離での着水を可能にし波の高さ3〜4mでも離着水可能で水陸両用で活躍出来る四発飛行艇になりました。
世界でもトップクラスの飛行艇になるからにはそれなりの理由があったわけでした。
ちなみにBLC動力式境界層制御装置を実用化出来ているのは世界的にも本機のみです。
画像は
・BLC動力式境界層制御装置についての資料
・波消し装置とスプレーストリップ飛沫抑制装置についての資料
・波の高さへの対応能力についての資料
です。
これらを見るとただ単に普通に作っただけの中国の水轟5飛行艇が日本製飛行艇には足元にも及ばないことが良くわかると思います。中国は大きさなどを引き合いに出し中国製飛行艇が日本製飛行艇を超えたなどと宣伝しますが現実にはそんな単純な要素だけでは優劣は語れないのです。
悪天候時には使えない中国製のような救難飛行艇が実用性があるといえるのかということなのです。