• 5万次郎
    2013/11/13(水) 12:47:37 ID:jWA39U5EO
    日本刀の変遷

    直刀
    大昔に製鉄技術が伝わって以来、長く日本では反りの無い刀が製作されていました。いわゆる直刀です、発想としては直剣(刺突主体)を切断用にしたものと思えばいいです。
    蕨手刀
    日本で古代より使われた直刀の一種。柄(手で握る所)の部分に反りがある特徴的な形態をしている。しかし刀身は直刀に近い、この柄の反りが、日本における湾刀の誕生の原点となったと考えられます、
    彎刀(切っ先両刃)
    反りのある刀の総称。平安時代中期に誕生し、以来日本の刀のスタンダードとります。毛抜形太刀(けぬきがたたち)、鋒両刃造(きっさきもろはづくり)などを経て、現在一般的に日本刀と呼ばれる形態、太刀が完成します。
    太刀
    鎬、目釘、反りの三要素を持ち、なおかつ刃を下にして携帯する刀のことで。現代まで続く日本刀の基本形はここで完成されます。平安時代後期に誕生し、飛び道具などに対する二次的な武器でした。しかし、ちまたで言われるような儀礼用ではなく時代に合わせてマイナーチェンジを繰り返しつつ日本の戦場を駆け回ったこと。17世紀以前の文献から太刀打など太刀の使用を示俊する言葉が散見されることから、それなりに重要な武器だった事がうかがえます。ただし、江戸時代以降、打刀一色になってからは本当に儀礼用になりました。五月人形の横に飾ってあるアレですね。
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