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これはポーランド空軍のスホーイSu22フィッターです。
スホーイSu22フィッターといえばソ連製です。
ポーランドにこのような戦闘機を自前で開発する能力はありません。
スホーイSu22フィッターといえば1981年のシドラ湾事件でリビア空軍のスホーイSu22フィッター2機がアメリカ海軍のグラマンF14トムキャット艦上戦闘機2機に撃墜されたことで有名です。
映画の題材にもなった実話です。
どちらの機種も可変後退翼を持った戦闘機ですがグラマンF14トムキャットの方はオートマチック機構装備でスホーイSu22フィッターの方はオートマチックではなくマニュアル機構のみの装備でした。
しかし両者の勝敗を決定的にしたのは可変後退翼機構の違いではなく装備していたレーダーとミサイルの優劣でした。
この写真のスホーイSu22フィッターが低空飛行しているのはマニュアル式可変後退翼機構を装備していたから低空飛行でも墜落しない自信があったからではないでしょうか?
スホーイSu22フィッター 境界層板といいマニュアル式可変後退翼機構といいその全体的なスタイルといいまだアメリカ製戦闘機の物真似を派手にやり始める前のオリジナルのソ連製らしい戦闘機ですね。

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