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攻撃機にとって最も重要な必須条件としては
・爆弾やミサイルをよりたくさん搭載出来ること。
・より長くその戦闘空域を飛んでいられること。
・攻撃を受け難い作りであること。
・攻撃を受けてしまった場合でもすぐに墜落してしまわないダメージコントロールの出来るタフな作りであること。
これらを実現しようとすると主翼も水平尾翼も垂直尾翼も直線的にならざるを得ないのだと思います。
・爆弾やミサイルの搭載量を増やすには直線的で長い翼が都合がいい。
・より長く戦闘空域を飛びまわり続けるためにはグライダーのような直線的で長い翼のほうが都合がいい。
・タフでダメージコントロールしやすくするにはエンジンは双発にして出来れば間隔を引き離して搭載し発熱源を垂直尾翼で隠すような配置にして熱源探知ミサイルに狙われ難くしたほうがいい。
これらが攻撃機に求められる必須条件だと思います。
多くの搭載量と長い滞空時間が重要視されるのは潜水艦専門の殺し屋である対潜哨戒機も同じであり四発機の場合は戦闘空域で長く飛びまわり続けるために空域が定まったらニ発のエンジンを停止して残りニ発のエンジンで低速で長時間その空域をうろうろうろつきます。
つまり攻撃機にとって最大速度の速さはあまり重要ではないのです。
攻撃機がどんなに頑張って最大速度を速くしても専門家である戦闘機の最大速度には到底敵わないからです。
ということは戦闘機より遅い速度しか出せない攻撃機は護衛戦闘機の随伴無しでの制空権の無い空域への投入はしないほうがいいという結論になります。

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