• 817名無しさん
    2016/04/05(火) 00:53:57 ID:EQRQffSQO
    しかし低速でしか飛ばない攻撃機相手の場合にはどの程度有効かはわかりませんが最近の赤外線誘導対空ミサイルは赤外線を探知する能力が向上しており戦闘機同士の戦いの場合は必ずしも敵戦闘機の後方に位置して発射しなくても正面から敵戦闘機の前方に向けて発射しても相手を探知出来命中させることが可能になっています。
    これは赤外線誘導対空ミサイル先端にある赤外線を探知するシーカーがより高性能になったことにより高速で飛ぶ戦闘機の機体表面に生じる空気との摩擦熱と大気との温度差を識別出来るようになったのが理由です。
    フォークランド紛争の時にイギリス軍のハリアー戦闘攻撃機とアルゼンチン軍のフランス製ミラージュ戦闘機が戦った結果イギリス軍のハリアー戦闘攻撃機が大勝したということがありましたがこの大勝に大きく貢献したのも両軍が使っていた赤外線誘導空対空ミサイルの新旧の世代差でした。
    アルゼンチン軍は旧世代の赤外線誘導ミサイルでありイギリス軍は世代の新しいAIM-9Lサイドワインダー空対空ミサイルを使用していたためアルゼンチン軍は必ず敵戦闘機の真後ろに位置してからしかミサイル発射が出来ずイギリス軍はどの方向からでも敵戦闘機にミサイル発射が出来たことが大きく作用した結果でした。
    ベトナム戦争の際の実話で初期の赤外線誘導空対空ミサイルは敵戦闘機のジェット排気口ではなく水田の水面に映った太陽にすら間違えて突っ込んで行くほど信頼性が悪い物でしたから新旧の世代差には大きな大差がありました。

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