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太平洋戦争までの日本海軍では潜水艦の役割は艦隊同士の本決戦の直前に水中攻撃により敵の艦隊の艦艇の数を斬減させることでした。
そのため大型の軍艦を撃沈すればするほど高い評価を受け軍艦以外の船(輸送船や民間船)を撃沈するのは邪道扱いとされていました。
日露戦争の日本海海戦の勝利による艦隊決戦思想と武士道精神(強きをくじき弱きを助ける)による考え方だったとは思いますが現実的な賢い戦い方だったとはいえない気がします。
近代戦争はいざ戦争が始まれば国家同士の総力戦になるわけですからドイツ海軍やアメリカ海軍のように割り切って通商破壊戦を積極的に行うべきだったと思います。
いくら日本が強きをくじき弱きを助ける考え方で戦っていても敵側は手当たり次第に何でもありの容赦の無い攻撃をしていたわけですから。


・2012年度艦観式の際のUS-2救難飛行艇の恐ろしく短い距離での迅速離水シーンの動画です。
・2016年ロシアのベリエフBe-200飛行艇の離水シーンの動画です。


この差は歴然でしょう。

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