• 3細胞
    2013/12/20(金) 13:45:41 ID:lolEHqi6i
    こうした合繊を使いつつも、柔らかな風合いを実現しているのが日本製の特徴だ。ハリを保ちながら適度 なドレープ性があり、美しいシルエットを作れる。白一色ながら、国や流行によって微妙に異なる色調を 出せる表現力、安定した品質を保つ技術力も圧倒的な支持を得る理由だ。
    ◆なぜ民族衣装を輸入?
    日本の着物が国内で作られ、主に国内で消費されているように、基本的にその国の文化・伝統を担う民族 衣装は地産地消が一般的だ。だが、トーブは日本製を始め、韓国やインドネシア、中国、パキスタンなど、 すべてを海外からの輸入でまかなっている。 その理由は「現地の風土にある」(東洋紡)。水不足が深刻な中東諸国では、生産に水が不可欠な繊維業は、 物理的に難しいのだという。そのため、トーブに限らず、女性用の民族衣装に使われている「アバヤ」など も輸入に頼っている。 日本企業がこれほどトーブ市場に食い込めた明確な理由は不明だが、石油取引などで結びつきを強めてきた 歴史や、日本人の正直さや勤勉さがビジネスパートナーとして信頼を得られたことも、大きな理由とみられている。
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