• 116権兵衛
    2014/01/13(月) 12:20:07 ID:gLUyviDMO
    まぁ銃器に興味のあるワイでも市民が護衛の為に拳銃等を所持する国は、衰退の一途を辿ると思うな。
    アメリカ文化が好きなワイにとっては、
    ホビーとしての銃器が数多くある状況とそれゆえに市民が犯罪の犠牲になるという二律背反的な事象は、決して好ましいとは思わんねんな。

    ほんでやな坂井三郎中尉は、海軍戦闘機搭乗員になるべく戦艦勤務の水兵から航空兵を目指した努力な人で、その人間性や理不尽な出来事を甘受しない一途な性格に日本人としての矜持を感じる事ができて、数多くの著書を熟読したものや。
    敵兵にも哀れみをかけ、特筆すべきは作戦行動中に遭遇した敵輸送機を見方基地に強制着陸か従わなければ撃墜かの措置を取るべく、その輸送機に接近したところ窓越しに婦人と五歳位の女の子が怯えた表情でこちらを見ているのを確認し、中学時代の英語の先生であった女性教師を思い出して即座に輸送機の機長に行きなさいと指示をして見逃した事例があって、本人曰く軍人とした失格であったけどその時だけは軍紀より人間性を優勢したとの事やってんな。
    坂井中尉は、零戦21型が最も優勢を誇った頃のガタルカナル進攻初日に戦傷のため戦列を離れ、それ以降の米軍が新型戦闘機を逐次投入し零戦の優位を脅かす戦況は経験しておらず、零戦21型以降の各タイプの零戦やその武装に付いてての所見は、かなり割り引いて聞かんと零戦とその戦闘方の実相を見誤る場合があるねんな。
    また復帰後、紫電改部隊に若年搭乗員の指南役で配属されたけど米軍機との死闘に生き残った歴戦搭乗員との間で意見の食い違いが生じて、煙たがられていた事も確かやってんな。
    20ミリ四門を装備した紫電改そのものも
    をエンジンの管制が難しく米軍機に対する戦闘力は零戦に及ばない旨の発言をしていたんやな。
    しかし史実は、二機の零戦に対し紫電改単機をもって優位に立てる高性能な機体やな。
    つまり零戦21型が絶対優位の状況から次第に米軍機が高性能化する戦況の変化を命を的に感じ取り、戦闘方に反映しなければいけない大事な時に戦列を離れた為、新しい空戦方の体系に追従できんかったんやろな。
    中支戦線で活躍した歴戦搭乗員が教員時代を経て南方の最前線に配属され米軍機との緒戦で未帰還になる場合が多々あった事がこの事を物語っているわな。
    しかし不撓不屈の精神力と戦闘機搭乗員としての矜持には感銘を覚える事があるねんやな。
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