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    2014/02/15(土) 00:55:33 ID:83JhLhKQO
    艦上爆撃機彗星についてもご他聞に漏れず、当時関わっていた人たちが大変に苦労させられた話はたくさん語り継がれています。
    艦爆彗星が掲載されている書籍類を見るか艦爆彗星と入力して検索すればそのことが良く判りますよ。
    国からのバックアップを受けて知識を学び、国からのバックアップを受けて購入した設備機材を使うことが出来た海軍の機関である航空技術廠が日本で使い得る最新技術と最新設備機材を使い設計開発した新型機をさあ量産してくれといわれ後の責任を一手に背負うかたちになった民間会社とその関係者はさぞかし大変だったろうことは想像に難くありません。
    国防のために最も良い新型機を作ろうとした愛国心は判りますが設計開発した機関が最後まで責任を全うして量産まで行うのであればどこからも文句は出ません。
    しかし実際には国の財力に支えられ最新技術で完成させた新型機を何でも自前の費用で行わなければならない民間会社に後を引き継がせる、航空技術廠より古い設備機材しかなく劣勢であることが判りきっている民間会社に後を引き継がせるという無謀さが見えて来ます。
    本当ならば海軍の機関と民間会社との大きな環境の差を考慮するのが正しい行いのはずでした。
    しかし時代の風潮は物事の分別は後回しにして軍がやれといったらやれという無謀極まりない状態でした。
    その証拠として戦争が終わり平和な時代となってから当時の関係者が口々に本当にあったこのような話を話し語り継いでいるわけです。
    これは氷山の一角でしかありませんが官(国の役人や軍人)による民間(一般人)への横暴を示す一つの実例です。
    このような実話は単にエンジンの話だけに留まらずたくさんありました。
    違うと思う人は太平洋戦争関連の書籍類やネット上に記されている書き込み類を見てみられたら大変勉強になるという以上のものが必ず得られますよ。
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