• 274ヘルシア
    2014/02/27(木) 02:29:19 ID:LpJXK2eIO
    ミッドウェーはアメリカにとって勝てるはずのない戦いだったが、この海戦がアメリカが勝利するための分岐点だった。ミッドウェーでアメリカが負けていたら、ハワイは持ちこたえられないから、アメリカは全軍をカリフォルニアに集結して防衛に当たるしかなかった。そうするとヨーロッパには手が回らないからイギリスはドイツに降伏する。となるとアメリカはヨーロッパでも太平洋でも勝てず、講和を結ぶしかなかったかも。
    日本海軍のマヌケな行為により大東亜戦争の勝利が消えてしまった。

    こんな大失態を演じたにもかかわらず、機動部隊司令長官も連合艦隊参謀長も失脚すらしなかった。日本の官僚の無責任は今に至るまでまったく変わっていない。

    ミードウェー開戦と同時期に行なわれたアリューシャン列島作戦で、アメリカは零戦をほぼ無傷のまま手に入れた。撃墜された飛行士は戦死したが、飛行機はほとんど完璧な姿のまま着陸していたのだ。
    それまで零戦は無敵だった。制空権が勝敗を分けるといわれたこの戦争で、零戦はいつでも日本軍を有利に導いていた。その零戦をアメリカはくまなく研究し、新鋭機器の開発と大量生産に没頭することになる。零戦の優越性が失われるのも時間の問題となってしまった。
    ミッドウェー海戦で熟練した飛行士が多数戦死し、さらに零戦がアメリカに研究されたことで相対的に日本の戦闘機の性能が劣ってしまった。この状況が、悲劇の神風特攻隊を生むことになる。
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