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    2014/03/06(木) 18:28:12 ID:1bJfmMTgO
    大和級戦艦も計画当初は長大な航続距離が得られて敵弾を被弾した時にも火災になり難い機関であるディーゼルエンジンを動力にしようと考えられていました。
    しかしこれらの長所を持ちながら大和級戦艦の船体という巨体を十分に動かせるだけの大出力のディーゼルエンジンを作るのは当時の日本にとってはかなりハードルが高く動力の不調という不安材料を抱えるよりはここは手堅く従来型の機関を採用しようということになり結果として優秀とはいい難い最大速力や航続距離になりました。
    その点を考えると当時としては大型艦用のディーゼルエンジンを実用化出来ていたドイツはさすが技術立国という感じです。
    単純な比較の一例として同じ従来型の機関を使っていても実用的に使用出来るエンジン内部の燃焼温度の高さの違いを見較べれば日本とドイツでは歴然とした差が存在しました。
    燃焼温度を高く設定して使っても問題が発生しないということはそれだけ基礎技術レベルの水準が高いということでありそれだけエネルギーを引き出せる効率が高く高出力エンジンにもなるということです。
    ドイツよりも低い燃焼温度で運転しないと直ぐに異常をきたしたということは残念ながら日本の技術レベルがドイツよりも低かったという証です。
    構成部品の材質や加工精度が技術的にも劣っていたということでしょうね。
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