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    2014/03/08(土) 05:59:13 ID:4CUGkbuMO
    中島飛行機㈱は現在のスバル自動車の前身の会社。
    中島飛行機㈱は中島知久平という人が社長だった会社。
    陸軍の一式戦闘機隼は九七式戦闘機の後継機で海軍の零戦に近い設計思想で造られ零戦に類似した性能を示した巴戦に強い戦闘機でした。
    隼が搭載していたエンジンは八-25といい零戦が搭載した栄一二型エンジンの陸軍バージョンでした。
    二式単座戦闘機鍾馗は海軍の三菱雷電と同じ用途を目指して造られた対大型爆撃機用の迎撃用戦闘機でした。
    鍾馗も雷電と同じく高い最高速度と高い上昇能力を第一優先に設計されたため爆撃機用の直径の大きな空冷エンジンを搭載した割に主翼面積が小さい作りの戦闘機でした。
    陸軍も海軍もスピードを最重要視した迎撃用戦闘機を要求しながも高い空戦能力も同時に要求したため鍾馗は蝶型フラップを装備、雷電はファウラーフラップを装備して小回りを効かせられるように設計されていました。
    同じような条件、同じようなコンセプトで造られた両機でしたが、中島の鍾馗は大きな機首から後ろに向けて急激に絞り込んでいく設計、対する三菱の雷電は大きな機首を紡錘形に整形した設計で、どちらの設計も設計技師たちの独自な個性が滲み出ていました。
    結果的には終戦後に両機ともアメリカ軍にテストされ、鍾馗も雷電も迎撃用戦闘機としては最高な戦闘機だと高い評価を得ていたそうです。
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