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    2014/04/25(金) 05:34:30 ID:z43o2eDcO
    ドイツのメッサーシュミットBf109は直線的な角角した翼で構成されたいかにもドイツ的、武骨なイメージの戦闘機。
    イギリスのスーパーマーリン・スピットファイアは零戦の前作である九六式艦上戦闘機の翼にも似た葉っぱのような楕円翼で構成されたお上品な貴族的イメージの戦闘機でした。
    と私は思います。
    しかし、お上品な戦闘機とはいえスピットファイアは度重なる改良に次ぐ改良に耐え高性能なロールスロイス・マーリンエンジン→グリフォンエンジンに支えられ英国を守り抜きました。
    これもひとえにマーリンとグリフォンという高性能なエンジンがあったからこそのお話でした。
    そう考えると零戦を筆頭に日本の戦闘機は信頼性ある高性能エンジンがなかった故に軒並みどの飛行機も改良すれども性能上がらずばかりの繰り返しで苦汁を舐め引いては太平洋戦争に敗戦する結果に結び付きました。
    日本よりはエンジン技術が進んでいたアメリカも当時はイギリスに比べれば未熟なエンジン技術でしかありませんでした。
    イギリスからのマーリンエンジンの技術供与によりエンジンを換装し世界的な最優秀戦闘機に生まれ変わったノースアメリカンP51ムスタング戦闘機も当初はマーリンエンジンをアメリカでライセンス生産する前段取りで話を持ちかけられた際アメリカのエンジン製造メーカーはとても自分たちの技術力では手に負えないと尻込みしたそうです。
    それくらい液冷式エンジン技術分野ではイギリスとアメリカの間で技術格差があったようです。
    今の日本人はアメリカは凄いアメリカは凄いと只単に思い込んでいる節が多分にありますが、レーダーにしてもジェットエンジンにしても様々な兵器分野ではイギリスにたくさん教えてもらい戦後はナチスドイツから奪った技術を元にして学び今現在のアメリカになっているのでした。
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