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    2014/06/05(木) 14:08:25 ID:4qOcWSVkO
    61式戦車ですか、これまた懐かしい戦車ですね。
    日本の道路、架橋の事情と地形を考慮して既存のアメリカ製戦車を装備するという選択は敢えて行わず、戦後は兵器開発製造を禁止され技術的空白の年月があったにもかかわらず独自に開発した主力戦車の第一号でした。
    昔は東西冷戦のさなかでしたから日本の防衛のかたちは北方重視だったので「61がやっとまわってきた」といわれたその意味は重い実感を感じますね。
    北方から来襲するであろうソ連の軍事力をどう食い止めアメリカ軍が来てくれるまで持ちこたえるかが重要課題でしたから。
    61式戦車→74式戦車→90式戦車までは強力なソ連製戦車の攻撃にいかにして耐え、逆に強力なソ連製戦車の装甲をいかにして破壊しソ連軍の進攻を食い止めるかが一番の最優先課題でした。
    ソ連崩壊後の現在では国産戦車に求められる性能要求値も様変わりして次に開発された10式戦車では対ゲリラ戦能力や融通の利く全国展開能力が主眼とされ軽量化しつつ攻撃、防御能力を高めるという相反する要求をなんとかクリアして配備が進められているようです。
    進出地域の脅威度合いに応じて装甲の着脱により車重を増減が出来て、スラローム走行しながら射撃しても命中弾を与えられる戦車になっています。
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