• 54名無しさん
    2013/12/19(木) 22:17:36 ID:ZCJoYDOgO
    零戦があまりに万能に何にでも使えて傑作だったことは軍上層部に不必要な安心感を与えてしまい後継機開発が後回し後回しにされる悪循環を生みました。
    誉エンジンに対する過度の期待も安心感からでしたが後継機開発後回し現象も零戦に対する安心感からでした。
    例によって軍上層部は零戦の後継機 烈風にも誉エンジンを積むように命令しました。
    物資不足状態の時期に造られた誉エンジンは本来の高性能を発揮出来ておらず、そんな状態の誉エンジンを積んだ烈風は低い性能しか出せず開発関係者を落胆させました。
    そこで三菱側は軍上層部は反対していましたが三菱側が自腹で自社製二千馬力級エンジンであるハ-43(誉エンジンよりは直径が若干大きい)に積み替え烈風をテストしたところ軒並み性能は改善され計画要求値を満たしました。
    これを聞いた軍上層部は大喜びし直ちに正式採用されましたが既に終戦は直ぐそばでした。
    同じようなことはたくさんあったようです。
    浅はかな者を指導者に据えてはいけないという実例であり戒めでもあります。
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