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太平洋戦争前半戦で日本の零戦がアメリカ軍戦闘機より勝れていた点はもう一つあります。
日本人が造ったものは西洋人の猿真似だという日本人への悪口は昔から良く聞きますよね。
零戦のエンジン、栄エンジンもまたアメリカ人の猿真似だといわれていましたが、実質的にはアメリカのエンジンを参考にしただけの独自開発したものだったため当時欧米諸外国製エンジンには装備されていなかった燃料供給弁(プラスG弁もマイナスG弁も装備していた)が装備されていました。
それにより零戦は空中戦の時に様々な姿勢をとっても燃料供給が途切れることがなく安心して敵機との空中戦に専念することが出来ていました。
一方、そういう装備がなかったアメリカ製エンジンを搭載したアメリカ製戦闘機は逆さまになるなどの急機動を行うと燃料供給が途切れてエンジンが停止するため不自由な動きの空中戦しか出来ず、動きには制約がありました。
世界中で第二次大戦ベストセラー戦闘機といわれたノースアメリカンP51ムスタングでさえ機動制限がありました。
アメリカ製戦闘機で急機動の際に燃料供給が途切れないような装備が付けられるようになったのは太平洋戦争後半あたりからでした。
戦争に勝った国々が戦後言っていること宣伝していることの中には本当のこともありますが、自分の国に都合のいいだけの真っ赤な嘘もたくさんあります。
戦後の平和ボケした日本人にはアメリカの嘘を信じきっている人がかなり多いです。
政治家でもかなり多いです。
嘘と本当は賢い目で見分けて騙されないようにしたいですね。

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