• 61権兵衛
    2013/12/20(金) 15:36:09 ID:100Y/LYMO
    昨日の零戦の番組を見たけどオカンの兄弟が19歳で特攻隊員やった事と重なったがな。
    戦闘機乗りになり零戦で大空を駆けるはずが練習機での特攻隊員となり、出撃前に終戦となり復員したけど、戦後は元特攻隊員に対する世間の風当たりは厳しいものがあったそやな。
    終戦直後に熟練の搭乗員が「お前達も海軍の戦闘機パイロットなら一度は零戦に搭乗しておけ」と言われ歴戦搭乗員の操縦する複座の零戦に搭乗し、初めて対戦闘機の機動を体験したけれど物凄いGがかかり背骨が折れるかと恐くなり最後は鼻血が出たそうやな。
    着陸後フラフラになり機体から降りた姿を同僚達にからかわれたそやけど、その同僚達も着陸後はフラフラになり嘔吐する者もいたそうで、
    それでも搭乗希望者が後を絶たず予備学生の少尉達が当時、貴重品だったサントリーの角ビンを手に「願います」と言って搭乗飛行を願い出たそうや。
    夕闇が迫るまで飛行は続き、エンジン全開飛行で加熱しパンパンパンと異音を発しカウリングを高温で真っ赤にしながら着艦要項通りの見事な三点着陸で定点接地し全員から拍手を持って迎えられたそや。
    叔父に会う度にこの体験談をせがんだもんやけど、零戦には自分の琴線に触れる 言い知れぬ魅力があるねんがな。
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