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零戦の場合
・7.7mm機銃では1丁あたり700発
・20mm機銃では1丁あたり当初は60発、改良されて100発になり、更に改良されて125発
・13mm機銃では1丁あたり240発
という弾数が搭載出来たといいます。


威力と扱い易さと搭載可能弾数を総合して考えると当時アメリカ軍が12.7mm機銃を統一装備することを選んだのはとても賢い選択だったと思います。
零戦のエースパイロットであった坂井三郎氏が当時のアメリカ軍戦闘機の搭載機銃を羨ましく思っていたのもうなずける話です。
命中すれば威力絶大であっても命中させることが出来なければ重たい重量物でしかない。
直ぐに弾切れになってしまうようでは後は重たい重量物でしかない。
という実際に使用した当事者の言葉にはリアルな説得力がありました。
坂井三郎氏が撃墜した多くの敵戦闘機は20mm機銃によるものではなく、搭載弾数が多く弾道直進性が良く命中させ易い7.7mm機銃によるものだそうです。
しかし、炸裂弾が無い7.7mm機銃弾では命中させ易い反面なかなか敵戦闘機は撃墜出来ないという現実があり、よほど良い場所に命中させ、たくさんの弾を撃ち込まない限り撃墜は難しかったといわれています。

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