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    2014/11/01(土) 09:33:39 ID:aAf0jWHkO
    現在アメリカは世界の中で唯一、空母用の蒸気式カタパルトを造れる国ですが、長らくズーッとこの状態は続いていて今現在もそうです。
    地味な話のようですが、この蒸気式カタパルトを実用化する技術を持てずにいたため長年ソ連/ロシア、中国は空母を実用化することが出来ずにいました。
    空母用の蒸気式カタパルトのシステムを考え出し考案したのはイギリスで完成させたのはアメリカでした。
    アメリカはイギリスやフランスなど仲良しと思える国々には売るものの敵対している国々には当然のことながら売らず関連技術やノウハウも教えませんでした。
    結果、スパイをしたりあの手この手で真似て造ろうと試したものの実用に耐え得るものを造れずソ連/ロシア、中国は長年空母を持つことができませんでした。
    結局、これまたイギリスが世界で初めて考案し実用化したスキージャンプ台式飛行甲板を見よう見真似で模倣してソ連/ロシアがまずなんとか空母らしきものを一応実用化して今に至り、そのソ連崩壊で財政難により建造を続けられなくなった2番艦を中国がスクラップ扱いで買い取り入手して改造し今の中国の空母になりました。
    そういう経緯があり今のロシアの持つ唯一1隻の空母と中国の持つ唯一1隻の空母は準同型艦となっています。
    準同型艦とはいえ能力的には建造した御本家だけあってロシアの空母の方が中国の空母より上です。
    しかし、どちらの空母も蒸気式カタパルトを持たずスキージャンプ台式飛行甲板によってなんとか搭載機を飛び立たせることが出来るというレベルのため能力的にはアメリカの空母には遠く及びません。
    なぜかといえば蒸気式カタパルトが無いため搭載機を勢い良く打ち出すことが出来ないので、辛うじて飛び立たせるためには搭載する燃料や弾薬を減らし軽くしないとダメだからでした。
    仮にいくら搭載機が性能が良くてもフル装備で使うことが出来ないので戦力としてはたいしたものにならないということです。

    アメリカは近年、次世代型になる電磁式カタパルトの実用化試験にも成功しています。
    その動画を貼りますね。
    使用されているのは現在のアメリカ空母の主力艦上戦闘攻撃機F/A-18Eスーパーホーネットです。


    日本もリニアモーターカーの技術は世界最先端をいっていますからこういう分野ではトップに踊り出ることが出来そうな気もしますが…
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