• 72権兵衛
    2013/12/31(火) 09:07:57 ID:cq8VUiqAO
    零戦52型以降に装備された翼内タンクの自動消火装置は、当初、搭乗員達には気休め程度にしか思われてなかったそやけど、実際に被弾しガソリンに着火した次の瞬間に消火するのでその機能の高さに驚いたらしいがな。
    これはガソリンに着火した場合、0.3秒以内に対策を講じる必要があり、零戦の消火装置の場合は、燃料タンクに熱感知器が装着され、炎により感知器が通電し瞬時に炭酸ガスを噴射する仕組みになってるねんな。
    ワイが仕事で使ってる溶接器は、炭酸ガスで空気を遮断した中で鉄を溶かす仕掛けになっとるんやけど、作業中に洗浄に用意してるシンナーが染み込んだボロキレに飛び火して炎が上がっても溶接器のノズルから炭酸ガスを出すと瞬時に火が消えるんやな。

    被弾して自動消火装置により撃墜を免れた機体は主翼一面に黒い煤が付着するので、着陸後に他の搭乗員にそれを見られて「地獄の閻魔様に通せんぼをされて良かっの。」とからかわれたんやな。
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