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    2014/11/02(日) 09:00:01 ID:ZQ2LpysMO
    第二次大戦前のこと、本格的な連続使用に耐え得る空母用カタパルトを世界で最初に実用化したのはこれまたイギリスでした。
    この頃の空母用カタパルトは油圧式カタパルトでした。
    アメリカもイギリスからの油圧式カタパルトの技術提供を受けて空母用に使用していました。
    日本は同様のカタパルト開発には失敗したため空母にはカタパルトを装備出来ませんでした。
    そのため艦載機の飛行特性(翼面荷重の低い航空機設計)と空母の最大速度(合成風の活用)と飛行甲板を長く使うことで運用していました。
    日本は空母以外の艦艇には火薬式カタパルトもしくは圧搾空気式カタパルトを実用化し使用していました。
    世界的に後にも先にも日本海軍だけが大量運用(数十隻も建造され普通に使われていました)していた潜水艦搭載型の水上機は圧搾空気式カタパルトで運用されていました。
    日本海軍ではカタパルト発進で航空任務に就くと射出を実施する毎に『ポン六手当て』と呼ばれる危険手当てが付き六円支給されました。(今の価値に換算すると二万七千円くらいになります)
    しかし、いずれにせよ空母の世界的な誕生時期から継続的に自前で研究開発に取り組み建造して運用し続けていたのはイギリス、アメリカ、日本くらいでその他国々はあまり熱心ではなかったため空母に関する技術力もノウハウも持っていない国々が大多数でした。
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