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    2014/11/10(月) 20:15:14 ID:2xWFr7/cO
    固体燃料ロケットがなぜ兵器用に適しているのかというと消費期限的なものはあるにしても液体燃料よりは遥かに長く、保有していて使いたい時に即使用が出来るという使い勝手の良さと液体燃料ほどの普段から手間暇が必要ない点、メンテナンス性の良さと有事即応性の高さがあるからでした。
    第二次大戦中のドイツのロケット戦闘機の話をした際にも話しましたが、液体燃料ロケットの場合は爆発的推力は生まれますが、その液体燃料は有毒性、腐食性、発火性、爆発性がともに強く、ということは発火性と腐食性が強いため長時間燃料タンクに入れておくと危険なので使用(発射)直前に燃料注入をしてからでないと使用出来ない。
    そのため人体に有毒なこともあり使い勝手も非常に悪く使用(発射)するためには準備する時間が必要なので有事即応性なんてないに等しいのでした。
    よくニュースで北朝鮮がミサイル発射の準備をしている模様なんて報道されていましたが、これがいわゆる液体燃料ロケットを使用している証なのです。
    兵器に液体燃料ロケットしか使えない場合は発射の何時間も前から敵に悟られてしまうため兵器としての有用性は非常に悪いものにならざるをえないといえます。
    だから小さい固体燃料ロケットは作れるが大きな固体燃料ロケットを作れないということはそれだけ技術的には遅れた後進国であるという裏付けなのです。
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