• 43娘の父親
    2016/05/24(火) 05:58:35 ID:179czC/UO
    特にセロクエルは、セロトニン1A受容体に対する部分作動による抗うつ効果が期待できますし、更にその代謝物であるN-desalkylquetiapineにセロトニン部分作動作用やノルアドレナリン再取り込み作用があることが報告されており、これもうつ病に効果を発揮すると考えられるため、うつ病へ補助的に使われることは少なくありません。
    セロクエルは錐体外路症状や高プロラクチン血症といった困った副作用が起きずらいため、統合失調症以外の疾患にも比較的使いやすいお薬なのです。
    セロクエルの難点は体重増加が多い事です。これは代謝に影響を与えて血糖や脂質を上げてしまうことが原因です。そのため、セロクエルは糖尿病の患者さんに使用することが禁忌(絶対ダメ!ということ)になっていますので注意してください。
    統合失調症ではない患者さんが、医師から十分な説明のないままセロクエルを処方されてしまい、自分でセロクエルの適応疾患を調べると「統合失調症」と書かれているため、「私って統合失調症なの??」と不安になってしまうケースが時々あります。処方されたおくすりがどんなおくすりなのか、今はネットで簡単に調べられますからね。
    セロクエルが主に統合失調症で用いられるのは事実ですが、それ以外の疾患で使うこともあります。そのため、セロクエルを処方されたからといって必ず「自分は統合失調症なんだ」ということにはなりません。
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