53 女性として生きています 2014/04/17(木) 12:33:42 ID:BSUWK2tQO 『紙飛行機』飛ばした紙飛行機ゆらゆら春風に揺れて桜並木に溶けてゆく目に映る世界はとてもとても小さく狭い世界何も見ようとしない僕心の中で激しく咆哮ふと歩みを止めそうになる時覗き込んだ小さな瞳小さくて優しい汚れのない笑顔に包まれて僕らは出逢う…灼熱は辛辣にじりじり迫り掻き乱す心…闇に支配されそうな身体対極にある心は夢を駆け上がる支配されまいと…リアルな空を夢見て何度も何度も呼びかける君の声…かけがえのない大切な存在溢れる想いは狭い箱から放物線を描いて飛び出す虹を描いて…霧の向こうに見えるかけがえのない笑顔止むことのない君の鼓動に穏やかな熱を感じ微笑みかける僕ふと目を落とすと細い腕…小さくとも力強く握る手の平不安に力無く握り返す僕…初秋の風が僕を優しく包む君の温かい鼓動…白銀に映る詩は粉雪に舞い「そばにいて…」白い吐息に揺れるシルエット消えそうになる君の影埋もれる雪に足を取られても歩み寄る君に迷いはない雪解けの朝たゆまない陽の光桜花(おうか)敷き詰める舗道に並ぶ二つの影一つとなってわずかな追憶へと僕達をいざなう春夏秋冬想いは揺るぎなく…君が居てくれたから僕の路は無様でも美しく力強く握る手の平繋ぐ手の平握り返す僕迫る刹那掻き消すように全ての隙間を埋めようと…強く強く握り返す君の鼓動止まる時二つの影永久(とわ)に一つ飛ばした紙飛行機ゆらゆら君の面影探すよう春風に揺れて桜並木に溶けてゆく遠い遠い遥か彼方… 0 0
『紙飛行機』
飛ばした紙飛行機
ゆらゆら
春風に揺れて
桜並木に溶けてゆく
目に映る世界は
とてもとても小さく
狭い世界
何も見ようとしない僕心の中で激しく咆哮
ふと歩みを止めそうになる時覗き込んだ
小さな瞳小さくて優しい汚れのない笑顔に包まれて僕らは出逢う…
灼熱は辛辣にじりじり迫り掻き乱す心…
闇に支配されそうな身体対極にある心は夢を駆け上がる
支配されまいと…
リアルな空を夢見て
何度も何度も
呼びかける
君の声…
かけがえのない
大切な存在溢れる想いは狭い箱から
放物線を描いて
飛び出す虹を描いて…
霧の向こうに見える
かけがえのない
笑顔止むことのない
君の鼓動に
穏やかな熱を感じ微笑みかける僕
ふと目を落とすと細い腕…
小さくとも力強く握る手の平不安に力無く
握り返す僕…
初秋の風が
僕を優しく包む
君の温かい鼓動…
白銀に映る詩は粉雪に舞い
「そばにいて…」
白い吐息に揺れるシルエット消えそうになる
君の影埋もれる雪に足を取られても歩み寄る君に迷いはない
雪解けの朝たゆまない陽の光桜花(おうか)
敷き詰める舗道に
並ぶ二つの影一つとなって
わずかな追憶へと僕達をいざなう
春夏秋冬想いは揺るぎなく…
君が居てくれたから
僕の路は
無様でも美しく
力強く握る手の平
繋ぐ手の平握り返す僕
迫る刹那掻き消すように
全ての隙間を埋めようと…
強く強く握り返す
君の鼓動
止まる時二つの影
永久(とわ)に一つ
飛ばした紙飛行機
ゆらゆら
君の面影
探すよう
春風に揺れて
桜並木に溶けてゆく
遠い遠い
遥か彼方…