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これは88式地対艦誘導ミサイルの実弾射撃試験映像。
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これは88式地対艦誘導ミサイルの後継になる12式地対艦誘導ミサイルの試作車輛の画像。
12式地対艦誘導ミサイルでは射程距離が約250kmに延びているといわれGPSの活用も出来、命中精度も更に向上、推力偏向ノズルが追加されミサイル自身の機動性も俊敏化しているといいます。 -
88式地対艦誘導ミサイルSSM-1は三菱が開発したものでASM-1という名前で知られる80式空対艦誘導ミサイルの改良版です。
80式空対艦誘導ミサイルとはアルゼンチンとイギリスが戦ったフォークランド(マルビナス)紛争の時にアルゼンチン軍が使用して世界的に有名になったフランス製対艦誘導ミサイル「エグゾセ・ミサイル」と類似する誘導方式を持つ誘導ミサイルです。
実はこの時既に日本は国産開発した同種の誘導ミサイルを持っていたということでした。
日本を甘く見てると中国は痛い目を見るでしょう。
11月に入り沖縄、宮古島方面で始まった陸海空自衛隊実動演習
隊員およそ3万4000人、艦艇6隻、航空機およそ380機などが参加する離島防衛が主な目的の実動演習です。
ここで大きな話題となっているのが陸上自衛隊が保有する88式地対艦誘導ミサイルの存在です。
今回、北海道や東北に配備されていた88式地対艦誘導ミサイル部隊が沖縄、宮古島へ移動しました。
88式地対艦誘導ミサイルは正式採用からもう25年も経過しているため新しいとはとても言えない装備ではありますが、射程距離が180kmあり、アメリカに持ち込み行われた最終実弾射撃試験ではアメリカ側から行われた複数の妨害(ジャミング)を含めた複数の小目標に全弾命中という結果を出してアメリカ側を驚かせたといいます。
おまけに敵の妨害に強く命中率が高いだけではなく、探知し易い目標に対して命中が集中してしまう無駄を避けるようにまんべんなく全弾各敵目標に命中するような仕組みも盛り込まれているといいます。
ステルス塗料も使われているそうです。
尖閣諸島は宮古島から170kmの距離にありますから88式地対艦誘導ミサイルが宮古島に配備されるということは中国海軍艦艇も同海域で迂闊な行動は取り難くなるということで非常に嫌っているようです。