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RAH-66コマンチは外見からもわかる通り強力な戦闘ヘリコプターにステルス性能まで併せ持たせようとしたかなりの野心作でした。
世界でも類を見なかったこの野心作は当然膨大なお金がかかりアメリカとてお財布がもたない状況に陥ってしまうことが容易に予想されたため案の定不採用となりました。
なぜかそれと時期を同じくしてエアバス・ヘリコプターズのEC-145がUH-72Aラコタとして採用され大量発注されました。
トータル411機も導入が決定されました。
UH-72AラコタはEC-145/BK-117C-2のアメリカ陸軍バージョンでBK-117C-2は元々はドイツのメッサーシュミットウントベルコウブローム社(MBB社)と日本の川崎が共同開発で作っていたヘリコプターだったためUH-72Aラコタには日本製の部分がかなりあるということでもあります。
UH-72AラコタはOH-58カイオワやUH-1を代替する汎用ヘリコプターです。
だから使用用途は様々に使われることになっています。
アメリカ海軍とアメリカ空軍もそれぞれ数機ずつ採用することになりました。
写真はUH-72Aラコタ。

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大国アメリカといえども近年では世界の警察官だと胸を張ることをしなくなりゴージャスにもなれなくなり費用対効果の効率が高く安上がりな方を選ぶしかないという現実の表れでしょう。
世界で唯一ステルス戦闘機を実戦配備出来ても当初の計画機数からは大幅削減になっているのが現実ですし。

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