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    2014/06/07(土) 18:21:01 ID:7UNoObkAO
    ソ連は昔からドイツと並ぶ陸軍大国、戦車の開発という分野では第二次大戦が始まる前は世界には秘密にしながらドイツとソ連は戦車の協同研究をしていた仲でした。
    結局どちらも仲たがいして第二次大戦で戦い合うことになりました。
    ソ連製戦車は敵弾が当たらないようにするため前面投影面積の縮小に努力しました。
    その結果、車高は次第に低くなり車内は狭くなり戦車兵の体格を小柄な人間に限定しなくてはならなくなりました。
    弊害はこれだけに留まらず防御装甲のスペースが狭くなり防御力が低下、狭い車内での取り回しを良くするために戦車砲弾の長さも短めにするしかなく砲弾の破壊力も低下しました。
    それが世界に向けて大々的に露呈したのが湾岸戦争でした。
    イラク軍の装備していた戦車はほとんどがソ連製だったからでした。
    ソ連製のT-72戦車が多国籍軍戦車に一方的にコテンパに撃破されたのは記憶に新しいところです。
    これによりソ連製T-72戦車は弱いというイメージが世界各国に焼き付けられたため湾岸戦争後のソ連→ロシアは改良版のT-90戦車を造りイメージ回復に躍起になりましたが、いまだに払拭出来ていないようです。
    数は多いお金はあまり持っていないが戦車が欲しい国々の間ではソ連製の戦車は好評だったためこのイメージダウンはソ連にとってかなりの経済的痛手となりました。
    そこに拍車をかけるようにソ連製戦車をパクりコピーした中国製戦車が更に低価格で売り込み始めたため状況は更に深刻化しました。
    自分の兵器市場を食い荒らされたソ連→ロシアは実は中国に対しハラワタが煮え繰り返っているのでした。
    表向きではプーチンが中国と握手していてもロシア国内の軍事関連企業は笑顔ではないのです。
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