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頭にFと付いていますがロッキードのスカンクワークスが開発したステルス性能を持った攻撃機です。
元々アメリカはステルス機を保有しているのではないかと世界中から疑われており、これをモデルとして憶測で作られたステルス戦闘機のプラモデルがイタレリ社などから販売されたりして物議を醸していましたがアメリカ自身は認めていませんでした。
しかし実際にはこのような話が出る遥か以前の1981年には初飛行が済んでいました。2008年には退役。
結局アメリカは後々になって保有していることを認めました。
F117が一番華々しい活躍を見せたのは湾岸戦争の時でした。
露払い役を見事に果たし開戦初っ端の重要な任務(敵の発電施設、通信網、防空網の確実な破壊)を行いました。
この任務の成功により開戦直後早々に敵の敗北は確定的になり中枢神経をズタズタにされた敵は個々に潰滅させられていきました。
F117はステルス機であったためレーダーに映り難く(後々出て来た話で機体全面の電波吸収材には日本のTDKの技術が使われていたそうです。TDK自体は言葉を濁していたようですけど)敵の直接攻撃に遭い難いため護衛や支援のための軍用機が不要でした、そして赤外線誘導爆弾による精密爆撃が可能だったためほとんど目標を外すことがなかったため必要最小限の少数機で任務が可能でした。
このように良い事ばかりのようなF117でしたが唯一撃墜されたものも1機だけありました。
コソボ紛争の際にセルビア軍のSA-3ゴア中低高度対空ミサイル2発の内1発が命中し撃墜されました。
残骸を調べると木製素材も使われていたことが明らかとなりました。
そしてこの時、裏取引によってF117のステルス技術情報がロシアと中国に流れたという話も知られています。
後にロシアと中国が作ったステルス機にはこの時の技術が利用されたのは確実でしょう。
ロッキードF117ナイトホークの写真を2枚貼ります。