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行うとしたら角度を考慮した上での陸地に向けた地上攻撃シーンに限られると思います。
海上に浮かぶ艦船という限られた小さな目標に対しては実際には一斉射撃はあまり行わないというのは一斉射撃すると各主砲の発砲の爆風がお互いに悪影響を与え合い着弾位置にズレが生じるため、(主砲射撃の爆風がお互いの弾道に悪影響を与え合うのを防ぐために時間差発砲をさせるための装置が備えられていたはずです。)たくさん砲撃されたという恐怖感を敵に与えることは出来ますが命中しない弾が多数という結果となり得られるメリットは多数の砲弾による威嚇のみとなります。
おまけに檻に入れた小動物を甲板上に置いておき主砲の射撃をするとその際の爆風の圧力により死んでしまうという実験結果もあるので自艦の搭載機材や搭載機や搭載艇が壊れる危険性も十分ありました。
それを防ぐために大和級戦艦の場合は艦尾部分に工夫を凝らした作りを採用していました。
主砲射撃を行う際には特異な作りの艦尾部分に搭載機や搭載艇を収容してそこを爆風シェルターとして活用するように考えられていたほどでした。
大和級戦艦というのは世界的にみても戦艦建造時代の最後期に建造された艦であるためシンプル且つ様々な工夫を凝らしてあり良く出来た艦となっていました。おそらく光学測距装置が活用出来るような良い天候で戦艦同士で主砲の撃ち合いをしたらアメリカ、イギリスの戦艦でも装甲が厚く射程距離が長く威力の大きい46cm砲弾を持った大和級戦艦に勝てる艦は無かったであろうと思います。
日本が大艦巨砲主義に走ったきっかけは日清戦争を目前にした時期に日本より優勢な戦艦群を持ち日本への牽制をしていた中国海軍(当時の清国海軍)の脅威になんとかして対抗しようという切羽詰まった状況がありました。
しかし大和級戦艦という世界的にみても究極の大艦巨砲主義にまで辿り着いた日本でしたが実際の戦争で大艦巨砲主義の艦艇が大成功をおさめた事例は残念ながらありません。
どの戦争の時も勝敗を左右する働きを演じたのは他の兵器でした。
艦橋上から艦首方向を撮影した写真
・大和級戦艦の二番艦である武蔵。
・アメリカ海軍の戦艦ミズーリ。
・イギリス海軍のネルソン級戦艦。
を貼ります。