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そして航空機を含む全ての兵器開発、製造を禁止しました。
これは後に朝鮮戦争の勃発に伴い一部禁止は解かれました。
しかし、この間、技術的空白の十年間が日本にとっては他国に比すると大きなハンディとなって現在でもその後遺症は続いています。
これは日本人と真っ向から対峙して太平洋戦争を戦ったアメリカ人がそのままにしておくと日本は将来必ずアメリカを脅かす技術立国になるに違いないと懸念し日本敗戦の機に乗じて技術資料から生産設備や工場や会社に至るまで日本の兵器にかかわるものほぼ全て破壊し尽くして戦後日本の発展の芽を摘み取りまくったのでした。
この事実は当時のアメリカ占領軍が本国へ送った報告資料の中でも「我々は将来アメリカのライバルになるであろう日本の成長の芽を徹底して破壊し尽くした」という意味のことが書き残されていることからも確信犯的な行為でした。
日本にとって時まさに世界中がジェットエンジンを本格的に運用し始める時期の十年間を技術的に空白状態で過ごさなくてはならなかったことはかなりの痛手であったことはいうまでもないことです。
良く話題に上る日米安保というのはアメリカが日本を守ってやる的なことばかりがクローズアップされるのが常ですが、それはほんの一部の限定された話であり、在日アメリカ軍を日本各地に置いているアメリカにとっては日本自体が良からぬことを企てていないか常時監視しておくことの方が重要視されているのが事実、それと並行する形で世界中を監視するために世界各国に進駐させているアメリカ軍のアジア地域の代表みたいな位置付けなのです。
たとえていうならアメリカ軍という戦争専門会社のアジア支店が日本に置かれているようなものであり、日本を守ってやるなどということは二の次三の次の任務なのが本当のところなのです。
アメリカにとって重要なことは日本の監視と世界各国の監視なのでした。
これらのことが本当である証拠として日本が兵器開発や製造を再び行うようになってからも何か素晴らしいものを完成させようとすると必ず出来上がる前にあの手この手で成り立たなくなるように妨害を加えて来ます。
アメリカはこれを長年繰り返しています。
要するにアメリカが認めないものは日本には絶対に造らせないというのがアメリカの一貫したエゴみたいな考え方なのです。
このようなアメリカの身勝手な行為は世界各地で繰り広げられて来ており、被害者にあたる国々の中にはアメリカを憎んでいる国々も少なくありません。
テロ行為を一行に根絶出来ないのはそこらあたりも深く関係するわけで根の深い話でした。
恨みは世界各国で長年募っていますからいくらアメリカが軍事大国でも根絶は不可能でしょう。
参考資料として太平洋戦争当時の日本の最大占領範囲を貼りますね。
地球規模での占領範囲は下半分を見ると判りやすいです。
一時期とはいえども昔、日本はこんなに広大な範囲を自分の領域としていました。