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明治以来我々の先祖が努力に努力を重ねて自国開発により造って来た軍艦、その中でも持てる技術の粋を総動員して造られたのが大和級戦艦でした。
華々しい活躍の場には恵まれませんでしたが、太平洋戦争敗戦後すべてが荒廃しきってボロボロだった日本が見違えるような急速な戦後復興を成し遂げた得た陰には大和開発までに習得して来た様々な技術と経験が有ったからこそでした。
一つ挙げるとするなら大和級戦艦に搭載されていた世界最大の15.5m測距儀です。
現在のニコンの前身である日本光学製でした。
ニコンは現在でも世界トップレベルの技術を活かし半導体(IC、LSI、C-MOSなどなど)を作るための製造装置の分野で世界トップクラスであり続けています。
これはやはり戦時中からのしたずみの苦労の積み重ねのなせる技でしょう。
韓国や台湾、中国などの新興工業国が急速に経済発展して来たとはいえ全てについて根幹に関わる部分については自分では作れず今だに日本の技術に依存しっ放しの現状を見れば彼我の技術力の差は歴然としていることが判ります。
参考資料として
・大和級戦艦の艦橋部分の模型の写真
・15.5m測距儀の写真と図解
を貼ります。