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命をいとわず体当たりするために飛来する多数の特攻機をどのようにして防止するか、それは太平洋戦争末期のアメリカ海軍にとって切実な課題でした。
現場に直面したアメリカ人が受けた精神的な衝撃もそうとうなもので初めて目の当たりにした敵国日本の戦い方(神風特攻隊)に無理もない話でありノイローゼに陥るアメリカ人兵士も出たといわれています。
その後、戦後はソ連との冷戦がありソ連爆撃機からの対艦ミサイルの飽和攻撃を防がないとアメリカ海軍艦隊の存続が危ぶまれる事態となりイージス艦開発の研究は更に進み、やがて完成しました。
初期の頃はミサイル巡洋艦にイージスシステムを搭載して使用していました。
やがて改良が進みミサイル駆逐艦にイージスシステムを搭載して使用出来るようになり現在に至っています。
状況に応じていろいろ変動はありますがイージスシステム搭載艦の最大の利点は基本的には同時に二百数十機の敵航空機を探知して、その中から脅威度合いの高いものを即時に判断し同時に二十数機の敵航空機に対しミサイル攻撃して命中させることが出来るという多数同時探知同時攻撃能力の高さです。
しかし、これが可能なのは前面投影面積が比較的に小さくない航空機に対してのみです。
ミサイルに対する迎撃能力はありません。
後にそれを解消するためにミサイル迎撃能力を付与するための弾道ミサイル防衛開発が日米協同で行われアメリカのイージス艦の一部と日本のイージス艦の一部にはそれが搭載されています。
開発した本家のアメリカ海軍のイージス駆逐艦はアーレイバーク級といいます。
日本のイージス艦はアーレイバーク級駆逐艦をベースにしながら日本が独自に建造しイージスシステムはアメリカから買って装備しています。
韓国のイージス艦はアーレイバーク級駆逐艦をベースにしながら韓国が独自に建造しイージスシステム(値段を安くするために一部のシステム、対潜システムはアメリカからは買わず別の国のもので代用)はアメリカから買って装備しています。
アメリカと日本のイージス艦は搭載ミサイルなどほぼ同数を積んでいますが、韓国のイージス艦だけは船体サイズはほぼ同じにもかかわらず搭載ミサイル数をたくさん増やして搭載しているため排水量(船の重さに比例して増えます)が増加し世界最大のイージス駆逐艦になっています。
要約すると韓国のイージス艦はアメリカや日本に比べ船体サイズはほぼ同じなのに安い値段でより多くのミサイルを搭載した攻撃力と排水量が世界最大のイージス艦であるといえます。
そして、このことは韓国自身の自慢にもなっています。
が、韓国人は尽く尽く頭が悪い者揃いだなあと感じるのは私だけではないでしょう。
自慢げに思っているのは韓国人だけで、これを見ている世界の国々は「安物買いの銭失い」だと無能な韓国人を笑っていると思います。
その理由は船の大きさが同じものに対し、よりたくさんミサイル類を大量搭載すると排水量が増え一見すると、より大規模で攻撃能力が高くなったように見えます。
しかし、実際には船の安定性が悪くなりひっくり返り易くなっており、搭載しているミサイル類が多いということは敵から攻撃された場合には内部から爆発し易くなっているという負の部分には目が全く向いていないからです。
要約すると韓国人が世界一になろうと目論み改良した部分は結果的には改善にはなっておらず、安定性低下とダメージコントロール能力低下を招いているのが現実で、おまけにミサイル迎撃能力は元々なく、対潜システムをケチって別の国のものに代替えしたためにシステムの連携性の悪いイージス艦となってしまっています。
軍と民間では関係ないですが、何故だか韓国の旅客船セウォル号沈没事故の時の話とダブって見えて来ます。
参考資料としてアメリカのイージス艦(アーレイバーク級駆逐艦)と日本のイージス艦(護衛艦あたご)と韓国のイージス艦(駆逐艦 世宗大王:セジョンデワンと読みます)の写真を貼ります。
同じような機動をしているにもかかわらず韓国のイージス艦だけは心なしか傾いているように見えます。