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    2014/01/23(木) 18:58:35 ID:kkSZObkYO
    当時の日本の戦闘機のものづくりとしての考え方は先ず第一は小回りの利く機動性能ありきでその他の性能項目は二番目以降にされていました。
    そのため不思議な話ではありますが当時の軍が審査する際は戦闘機とは全く違う別の用途に使う軍用機でも何故か小回りの利きはどうかというところまで評価の対象とされていました。
    そのようにして作られていた日本製戦闘機は横の戦闘に強いため外国製戦闘機と対戦した場合に空中戦を行うと勝つのがほとんどでした。
    太平洋戦争の前半戦で外国製戦闘機がバタバタと落とされまくったのはこれが理由でした。
    しかし後半戦になると外国製戦闘機は横の戦闘には巻き込まれないように避けて縦の戦闘を仕掛けて来るように全面転換して来たため形勢が逆転し日本は負け戦に転じることになりました。
    横の戦闘とは巴戦でありドッグファイトであり俗にいわれる空中戦のこと。
    縦の戦闘とは一撃離脱戦法でありロッテ戦法もサッチ・ウィーブ戦法も基本的には一撃離脱戦法の一種。
    要は太平洋戦争後半戦アメリカ軍戦闘機は空中戦をしなくなり、上空から勢い付けて高速で迫り撃っては逃げ撃っては逃げを繰り返す戦い方に大転換したというのが事実でした。
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