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    2014/06/27(金) 08:49:28 ID:7HeX8e2wO
    昔(第二次大戦後しばらくまでの間まで)は牛革、ラム革、馬革、などの本革製フライトジャケットが主流でした。
    本革の入手にも限りがあるためコットン製フライトジャケットも開発されました。
    その後、軽くて着やすいナイロン製フライトジャケットが開発され広まりました。
    しかし、ベトナム戦争などの実戦で敵からの攻撃を受けて火災による引火が原因で死傷者が増えるということが増加したためナイロン製フライトジャケットは危ないという認識が生まれ、別の素材の開発が望まれるようになりました。
    そこで努力の末に開発されたのが難燃性を持った化学繊維であるアロマティックポリアミド繊維でした。
    アラミド繊維とかノーメックス繊維などと呼ばれています。
    たぶんアメリカの有名な会社、世界中で日常の様々な品物や乗り物などに使われている強化プラスチックに必要不可欠な化学繊維ケブラーなどで有名なデュポン社の特許品だったと思います。
    アメリカの陸軍海軍空軍で採用されている最新の官給品フライトジャケットはCWU-36/PとCWU-45/Pですが、これがアラミド繊維で作られているフライトジャケットです。
    実際に実験して試してみましたが、難燃性はありますが耐火性はありません。
    吸湿発散性はあまり良くなく、手入れとしての洗濯はドライクリーニングが必要です。(洗濯代金が高くつく)
    フライトジャケット自体の値段は化学繊維製フライトジャケットだとはいっても安くはなく本革製フライトジャケットに匹敵するほどに高いです。
    安いものでも最低4〜5万円はします。(円とドルの交換レートにより時期によって多少変動します)
    そういう現実を考えると最新官給品フライトジャケットが良いのかどうかは考えものですね。
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