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    2014/10/28(火) 00:40:59 ID:TCBF5qh6O
    第二次大戦時や朝鮮戦争、ベトナム戦争の中盤くらいまでの爆撃では自由落下爆弾(いわゆるただ落とすだけの昔ながらの爆弾)しかなかったため爆撃機が落とす爆弾の命中精度は爆撃照準器の精度とそれを扱う爆撃手の経験と腕そして気象条件の良し悪しと運に全面的に依存していました。
    そのため爆撃で破壊する目標(敵の基地、飛行場、兵器生産工場などの比較的広大な敷地にある施設)を爆撃して破壊するためにはちゃんと目的を達成し破壊しようとすれば大型の双発爆撃機か四発重爆撃機を数十機から百機程度もの大集団で投入し出撃させないとダメでした。
    それだけこの当時の爆弾は命中精度が悪かったということです。
    本来狙っていた目標物から数十から数百メートル離れた距離に着弾することは日常茶飯事で命中しなくても至近距離に落ちれば良くやったといわれるレベルでしかありませんでした。
    この現実を考えるとヒトラー総統をはじめとする急降下爆撃機擁護派の人たちが急降下爆撃機のピンポイント爆撃能力に魅了されていた気持ちも判らなくもないなと感じます。
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