• 174権兵衛
    2014/02/05(水) 16:40:50 ID:LsS4VbxMO
    零戦の開発中は、海軍側と技術者側の意見のすり合わせの余裕もあったけど、対米戦に突入してから零戦の優位が保てないようになると部隊からより速度を向上した新鋭機の要望が矢継ぎ早に届き、海軍も切羽詰まり技術陣側に無理難題に近い要求をしたんやな。
    零戦32型も翼端の角ばった型は、堀越技師の静養中に他の技師によるもので、職場復帰後に32型の翼端を見て不本意だと言う思いを禁じ得なかったそや。
    烈風は、試作の段階から実現化の可能性は皆無に近い機体やったかもな。
    一般的に烈風は海軍側のエンジン選定ミスの事が取り出されるけど、史実は烈風の試作が内示された時にはハ43は試作中で、昭和20年に入っても実用化には今一歩のエンジンで、最初から三菱製のハ43搭載に決定していても決しても早急にな烈風の部隊配備は不可能やったんやな。
    烈風試作には実現化になりつつある誉型エンジンを搭載予定とするのは、至極、当然で理に適った事やろな。
    ただし烈風試作の段階で海軍側が犯した大きななミスは、翼面荷重を指定した為、その数値をクリアーするには機体自体の巨大化は、避けられず、自ずと誉型エンジンでは馬力不足になる事が堀越技師には分かっており、開発中の自社エンジン以外には要求性能達成は不可能と断定し、執拗に海軍側にハ43搭載を提言した訳やな。
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