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大分県教職員組合が旅行業法に基づく登録をせず、新聞広告で「慰安婦」関連施設を見学する韓国旅行を募集していた問題で、大分市教育委員会の足立一馬教育長は8日の定例市議会本会議で「大変遺憾」と述べ、来年度以降は見直すよう県教組に申し入れたことを明らかにした。
倉掛賢裕市議(自民)の一般質問に答えた。
韓国旅行は県教組が主催し毎年夏休みを利用して、県内の中学生と保護者を対象に格安で募集している。
大分航空トラベル(大分市)が手配していたが、2年前から申し込みの受け付けや旅行代金の徴収などを県教組が行っていたことが発覚した。
産経新聞が7月22日付朝刊でこの問題を報じ、翌日には観光庁が改善するよう指導する方針を示した。だが、県教組は同月25日から予定通り2泊3日の韓国旅行を実施した。Yahoo!
なるほど、ただの評伝ではなかった。小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞し、9月11日に小学館から出版される「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」のことだ。
著者は大阪在住のフリージャーナリスト、角岡伸彦氏。
自身が被差別部落出身であることを公表し、単行本ではデビュー作「被差別部落の青春」(1999年、講談社)から、2011年に講談社ノンフィクション賞を受賞した「カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀」まで、足元からの目線で一貫して『差別』と向き合ってきた。
その角岡氏が初めて芸能人を描いた。
なぜ今回は、『やしきたかじん』だったのか‐。
その内容は期待にたがわず、タブー視されてきたカリスマの“出自”に踏み込んだものだった。
角岡氏は89年から93年まで神戸新聞社に在籍。
姫路支社の記者から神戸本社の整理部に異動して見出しやレイアウトを担当しつつ、音楽に魅せられてアパルトヘイト廃止後の南アフリカを旅し、黒人居住区を中心に歩いて見た人模様を夕刊で連載したり…。
1年遅れで入社した私は、そんな“自由人”の姿を隣の部署からぼんやりとながめていた。(略)
8月末に都内で行われた贈呈式に伺った。(略)
角岡氏が「やしきたかじんさんの父は在日韓国人1世で…」と、これまで公には語られてこなかった文言を発した瞬間、会場の空気がキュッと引き締まった。
さらに同氏は言葉を続けた。
「(世の中で)あまり知られていないこと、たかじんさんが隠していたことを書くということは、すごいプレッシャーでした。
僕自身は部落出身ですが、人のルーツを書く時はナーバスにならざるを得ない」。
99年に死去した実父の周辺取材は難航したという。
今年1月3日のたかじんさん死去以降に取材を始め、応募締め切りが4月というタイトな日程。
さまざまな制約もあり、踏み込めなかった部分もあって大賞は逃した。(略)