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ソ連製のミコヤン&グレヴィッチMiG15に対しプロペラ機の戦闘機と直線翼のジェット戦闘機しか持っていなかった自由主義陣営は劣勢に立たされることとなりました。
自由主義陣営の中心に居たアメリカはドイツの後退翼の技術を取り入れた新型戦闘機の実戦投入を急ぎました。
その戦闘機とはノースアメリカン社のFJフューリーという直線翼ジェット戦闘機を大改造して完成した最新鋭戦闘機でした。
それが後に世界中で使用され有名になったF86Fセイバーでした。
こうしてF86FセイバーはMiG15のライバルとして戦い合うことになりました。
技術の源はどちらもドイツの航空機技術でした。 -
ちなみにFJフューリーが元々使用していた翼は第二次大戦での傑作最優秀戦闘機といわれたノースアメリカン社製P51ムスタングの翼であり高速度を出すのに適しているといわれた層流翼でしたが科学先進国ドイツで実用化されていた後退翼には及びませんでした。
何でも昔のものほどそれぞれの個性と味があるように感じます。
そういった意味でジェット戦闘機であれば初期のもの
顔つきが跳びハゼかムツゴロウみたいな時期のものが好きです。
第二次大戦の終戦のどさくさに紛れてドイツのフォッケウルフTa183フッケバイン(厄介な鳥)の技術を盗み実用化されたソ連のミコヤン&グレヴィッチMiG15
後に朝鮮戦争で社会主義陣営の主力戦闘機となり自由主義陣営を悩ませることとなりました。