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    2014/11/10(月) 19:06:21 ID:2xWFr7/cO
    話を現在の時代に移すと核兵器、特に核弾頭を搭載したミサイルが実用化されて以降は核ミサイルを持っている国が一番強いという世界的な認識により核ミサイルさえ持っていれば好き勝手放題の行動が出来るという間違った認識も生まれているのが現在の世界ということもいえます。
    特にその間違った自分勝手な考え方を強く持っている節が良く見え隠れしているのが中華人民共和国と北朝鮮です。
    時代が進むにつれて世界的に認識されるようになってきた核が兵器としてだけではなく様々な悪影響をもたらす存在である事実を考えるとその悪影響もさることながら特に最悪の非人道兵器であるという認識が世界中に広まっているため核ミサイル自体は持ってはいても実際問題的には使えない兵器であり、開発製造と維持管理費用だけがかかり続ける国家の金食い虫的お荷物という考え方も生まれてきています。
    この考え方は先進国ほど強く、後進国ほど弱く、遅れた国ほど核ミサイル神様になっている現状が浮き彫りになっています。
    つまり遅れた国は様々な通常兵器をすべて高性能なものに作り上げる能力がないため核ミサイルだけに力を入れ核ミサイル神様になってしまうという現象です。
    昔の零戦のように優れた工業製品を作り出す国家の力という意味では核ミサイルを作り出す技術力にも国によって微妙な技術力、品質力の差があります。
    たとえば核弾頭を運ぶミサイルのロケット技術など。
    日本は核ミサイルを持ってはいませんが、衛星打ち上げ技術など(衛星打ち上げの成功率は諸外国に比べると破格に成功率が高いのが日本なのです。諸外国の場合は打ち上げに失敗すると報道管制をしき隠してしまう場合が多い。特に共産独裁国家ほどそれが当たり前)を見ていれば一目瞭然です。
    イプシロンロケットなどはその最たるもので日本がその気になれば核ミサイル保有は極短期間で出来るでしょう。
    また、それを恐れ警戒している国もあります。
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    2014/11/10(月) 19:26:04 ID:2xWFr7/cO
    イプシロンロケットの打ち上げ成功の際に日本人のほとんどは新型のロケットが打ち上げに成功した、新型ってことだけに注目して話題にしていました。
    しかし、外国人は固体燃料ロケットであることとその中でも推力が大きいこと、コスト低減のための量産化にめどをつけたこと、ここに注目し将来兵器へと転用出来る可能性について注目していたのです。
    兵器の運搬手段としては液体燃料ロケットよりも固体燃料ロケットのほうが望ましく、それでいてより大きな重量物を運搬出来る推力があると更に適しているということなのです。
    しかし、固体燃料のロケットを制御する技術は簡単には達成出来ない難しいものなのでした。
    簡単にいえば液体燃料ロケットでしか打ち上げを出来ない国はそこまでの技術力しか持っていない国といういい方も出来るわけでした。
    たとえ衛星打ち上げを成功したと喜んでいてもその程度の国ということ。
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    2014/11/10(月) 20:15:14 ID:2xWFr7/cO
    固体燃料ロケットがなぜ兵器用に適しているのかというと消費期限的なものはあるにしても液体燃料よりは遥かに長く、保有していて使いたい時に即使用が出来るという使い勝手の良さと液体燃料ほどの普段から手間暇が必要ない点、メンテナンス性の良さと有事即応性の高さがあるからでした。
    第二次大戦中のドイツのロケット戦闘機の話をした際にも話しましたが、液体燃料ロケットの場合は爆発的推力は生まれますが、その液体燃料は有毒性、腐食性、発火性、爆発性がともに強く、ということは発火性と腐食性が強いため長時間燃料タンクに入れておくと危険なので使用(発射)直前に燃料注入をしてからでないと使用出来ない。
    そのため人体に有毒なこともあり使い勝手も非常に悪く使用(発射)するためには準備する時間が必要なので有事即応性なんてないに等しいのでした。
    よくニュースで北朝鮮がミサイル発射の準備をしている模様なんて報道されていましたが、これがいわゆる液体燃料ロケットを使用している証なのです。
    兵器に液体燃料ロケットしか使えない場合は発射の何時間も前から敵に悟られてしまうため兵器としての有用性は非常に悪いものにならざるをえないといえます。
    だから小さい固体燃料ロケットは作れるが大きな固体燃料ロケットを作れないということはそれだけ技術的には遅れた後進国であるという裏付けなのです。
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