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    2014/03/15(土) 23:44:55 ID:41dlbnfwO
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    2014/03/15(土) 23:52:40 ID:41dlbnfwO
    何故か?エラーが出て画像一枚以外は他の画像も文章も反映されませんでしたのでもう一度貼ります。


    少し脱線します。
    申し訳ありません。
    m(__)m
    通常、空の高さも高度3000mを越えると空気が薄くなり始め、高度6500m前後を越えると自然吸気のピストンエンジンでは馬力が急激に低下し力が出なくなるそうです。
    その苛酷な現象を逆手に取り、より高く更により高く高い高高度を飛べば同じ高さまで上がって来れる敵の戦闘機は居ない、高ければ高いほどに敵の高射砲の弾も当たり難くなるという発想から武装は装備していなくても敵にやられる可能性はほとんどないため低速で悠々と飛行して敵本土の偵察写真をじっくりと撮影して帰って来れるというドイツの戦略でした。
    この賢い戦略をそっくり真似たのが戦後のアメリカ軍でした。
    ジェット機としては速度は約800km/h(マッハ0.8)と遅いが25000mもの高高度を飛べるグライダーのような細長い主翼を持ったロッキードU-2ドラゴンレディという戦略偵察機を作り長年に渡りソ連領土内を写真撮影偵察を繰り返していました。
    アメリカはソ連への領空侵犯はしていないとしらをきっていましたが、ミサイルが発達して以降SA-2ガイドラインという対空ミサイルによってアメリカのU-2が撃墜されパイロットが捕らえられるという出来事により領空侵犯の事実を認めざるを得なくなりました。
    ソ連は撃墜したU-2数機の残骸を機体の形通りに赤の広場に並べ報道公開し、乗っていたパイロットを裁判にまでかけました。
    その後パイロットの身柄はお互いが捕らえていたスパイ同士の交換引き渡しによりアメリカへ帰国出来ることになりました。
    次にアメリカはU-2戦略偵察機の後継機として高度25929m前後の高高度で約3529km/h(マッハ3.2)もの高速度で飛行出来るチタニウムを機体に使用したロッキードSR-71ブラックバードという戦略偵察機を開発し近年まで使用し戦略偵察をしていました。
    このSR-71は高性能を極めていただけに一機も撃墜されることなく退役しました。
    現在では人的損害、軍用機の損害のリスクを考え戦略偵察活動は軍事偵察衛星が後を引き継いでいます。


    添付画像一枚目はドイツのユンカースJu86R戦略偵察機。
    二枚目上はアメリカのロッキードU-2ドラゴンレディ戦略偵察機、下はロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機です。
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  • 463
    2014/05/10(土) 10:57:50 ID:41dlbnfwO
    ステルス機として世界で大々的に有名になった最初のものは皆さんご存知アメリカのロッキードF117ナイトホークです。
    頭にFと付いていますがロッキードのスカンクワークスが開発したステルス性能を持った攻撃機です。
    元々アメリカはステルス機を保有しているのではないかと世界中から疑われており、これをモデルとして憶測で作られたステルス戦闘機のプラモデルがイタレリ社などから販売されたりして物議を醸していましたがアメリカ自身は認めていませんでした。
    しかし実際にはこのような話が出る遥か以前の1981年には初飛行が済んでいました。2008年には退役。
    結局アメリカは後々になって保有していることを認めました。
    F117が一番華々しい活躍を見せたのは湾岸戦争の時でした。
    露払い役を見事に果たし開戦初っ端の重要な任務(敵の発電施設、通信網、防空網の確実な破壊)を行いました。
    この任務の成功により開戦直後早々に敵の敗北は確定的になり中枢神経をズタズタにされた敵は個々に潰滅させられていきました。
    F117はステルス機であったためレーダーに映り難く(後々出て来た話で機体全面の電波吸収材には日本のTDKの技術が使われていたそうです。TDK自体は言葉を濁していたようですけど)敵の直接攻撃に遭い難いため護衛や支援のための軍用機が不要でした、そして赤外線誘導爆弾による精密爆撃が可能だったためほとんど目標を外すことがなかったため必要最小限の少数機で任務が可能でした。
    このように良い事ばかりのようなF117でしたが唯一撃墜されたものも1機だけありました。
    コソボ紛争の際にセルビア軍のSA-3ゴア中低高度対空ミサイル2発の内1発が命中し撃墜されました。
    残骸を調べると木製素材も使われていたことが明らかとなりました。
    そしてこの時、裏取引によってF117のステルス技術情報がロシアと中国に流れたという話も知られています。
    後にロシアと中国が作ったステルス機にはこの時の技術が利用されたのは確実でしょう。


    ロッキードF117ナイトホークの写真を2枚貼ります。
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  • 464
    2014/05/10(土) 17:39:13 ID:41dlbnfwO
    F117開発に使われた高品質な日本の磁性体技術は世界の兵器の様々な材料技術分野に於いて日本が下支えしている事実を垣間見たような印象でした。
    日本の企業にしてみれば太平洋戦争に敗れて以降は二度と悲惨な戦争はするまいと考え、より高品質な民生品を作り経済的利益に繋げようと思い、たとえばTDKなどはより高品質なミュージックテープやビデオテープを作る努力をしていただけなのでしょうが…
    他国が作る同じものより格段に高品質に仕上がってしまっただけなのでしょうけれど。
    外国人の目には「日本には兵器に使える良い材料がたくさんあるではないか」という具合に映るのでしょうね。
    ICや撮像素子やファイバーケーブルから炭素繊維までそんな具合なのだと思います。
    世界屈指の優れた材料技術は持ちながらもそれをバランス良く組み合わせて兵器化するのが苦手で下手なのが日本人でもあります。
    しかしこれから先はそんなこともいってはいられなくなるでしょう。
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  • 465
    2014/05/10(土) 17:53:36 ID:41dlbnfwO
    日本は今のところは相変わらず中国や韓国に技術を流出させたり人材を流出させたりで何でもかんでも盗まれっ放しですが、これからは厳しくしないといけないと思います。
    日本の技術は国の宝、日本の人材も国の宝、そういう意識を国のトップも日本企業のトップも強く持たないといけません。
    技術を流出させないこと、人材を流出させないことは自動的に日本が持つ外向的に有力なカードを増やすことに繋がります。
    外国に対していいたいこともいえず我慢してペコペコする時代はそろそろおしまいにしないといけません。特に中国や韓国に対しては強気で立ち向かえる環境を整えないといけないです。
    このままではずっと舐められっ放しです。
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